「GPD MicroPC」のスペックと評価や評判のレビュー情報
- 2019/06/29
- 09:12

「GPD MicroPC」は、GPD社が販売するWindows10 Proを搭載した本体重量が僅か440gの産業用小型PCです。手のひらサイズの筐体に6インディスプレイとバックライト付QWERTYキーボードおよびタッチパッドを搭載しています。更にUSBポート4基に加えてHDMI、RS232、LANポートも装備しており高い拡張性を実現しています。
「GPD MicroPC」の概要
「GPD MicroPC」の仕様
・「GPD MicroPC」の基本スペック
・「GPD MicroPC」の筐体
・「GPD MicroPC」の詳細スペック
「GPD MicroPC」の価格
「GPD MicroPC」の特徴
・Intel Celeron N4100プロセッサ搭載
・ゲームや外部出力での動画再生にも最適
・LPDDR4&SSD(M.2 2242)搭載
・ワイドカラーガマットスクリーン
・人間工学に基づいた操作を提供
・豊富な外部端子で高い拡張性
・リチウムポリマーバッテリー搭載
・アクティブな冷却設計
「GPD MicroPC」の評価
【「GPD MicroPC」の概要】
「GPD MicroPC」は、GPD社の超小型ノートPCとして、日本国内では正規代理店経由にて2019年6月以降に先行予約分から出荷される見込みとなっています。なお、大手量販店(ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ソフマップ、コジマ、ツクモなど)にて6月29日より一般販売が開始されています。当製品は高耐久性に対応した小型ボディに豊富なインターフェイスを装備することで、多種多様な分野で利用されてきた旧世代の産業用PC(業務用ノートPC)からのリプレースを可能にしてくれます。
今回登場した「GPD MicroPC」の基本スペックは、Windows 10 Pro、第8世代 Intel Celeron N4100プロセッサー、第9.5世代 Intel UHD Graphics 600、6インチIPSディスプレイを搭載しています。従来のモバイル向けCPU「4415Y」と比較して全体的なパフォーマンスが向上しています。またGPUも前世代と比べて帯域幅の拡大に伴い動画再生やグラフィック処理も向上しています。
【「GPD MicroPC」の仕様】
■「GPD MicroPC」の基本スペック
OS: Windows 10 Pro 64bit
CPU:Intel Celeron N4100
GPU:Intel UHD Graphics 600
メモリ:8GB(LPDDR4)
ストレージ:128GB(M.2 SSD)
ディスプレイ:6インチIPS液晶(Gorilla Glass 4)
解像度:1280×720(アスペクト比16:9)
ネットワーク:WiFi IEEE802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2
SDカード:microSDXC(MAX 2TB)
外部端子:USB Type A 3.0×3、USB Type C 3.0×1
外部端子:HDMI 2.0 Type A×1、RS-232×1
外部端子:RJ45×1(Gigabit NIC内蔵)
オーディオ端子:3.5mmイヤホンジャック(Microphones対応)
マルチメディア:内蔵スピーカー、内蔵マイク
入力デバイス:QWERTYキーボード、タッチパッド
バッテリ:6200mAh(3100mAh×2)
サイズ:153mm×113mm×23.5mm
重量:440g
■「GPD MicroPC」の筐体
▶カラーバリエーション:
・ブラック
▶素材:
・ABS合成樹脂LG-DOW 121H
■「GPD MicroPC」の詳細スペック
▶Celeron N4100搭載
CPUは、インテル Celeron N4100プロセッサを搭載。メモリは8GB(LPDDR4)を搭載。
▶Intel UHD Graphics 600搭載
第9.5世代のインテル UHD Graphics 600(最大700MHzの動作周波数をサポート)を搭載。
▶128GB(M.2 2242)SSD搭載
高速な読み込みと書き込みに対応(読み込み:576MB/s、書き込み:465MB/s)。
▶6インチ液晶パネル搭載
ディスプレイは、Corning Gorilla Glass 4を採用した6インチHD(アスペクト比16:9で1280×720ピクセル)ワイドカラーガマット(WCG)スクリーンを搭載。
▶大容量バッテリー搭載
バッテリは大容量の3100mAh×2(合計6200mAh)のリチウムポリマー電池を搭載。満充電での駆動時間は最大6~8時間。また、高速充電に対応しており僅か30分で半分まで充電可能。なお、バッテリー駆動時間は設定や使用状況等の要因により大きく変化することは含みおき下さい。
【「GPD MicroPC」の価格】
■参考価格(オープンプライス)
【GPD MicroPC】
▶先行予約価格
・販売価格:49,572円(税込)
▶一般小売価格
・販売価格:55,382円(税込)
※上記、一般小売価格は2019年6月29日時点で大手量販店が公表している価格です。
※先行予約販売は2019年5月1日時点でGPD社の正規代理店が公表している価格です。
【「GPD MicroPC」の特徴】
『GPD MicroPC』は、6インチモニターを搭載し本体重量が僅か440gの産業用小型PCです。本体に採用されている素材は耐衝撃航空レベルのABS合成樹脂LG-DOW 121Hを採用しています。1.5mの落下試験での完全性率は97.63%を実現しており、タフな環境での利用に耐えられる外装処理が施されています。
■Intel Celeron N4100プロセッサ搭載
第8世代のGoldmont+アーキテクチャのN4100プロセッサ(1.1GHz)を採用しておりCPUキャッシュ4MBとなっています。CPUキャッシュ2MBの第7世代のアーキテクチャの4415Yに比べて全体的なパフォーマンスが向上しています。またN4100プロセッサはターボブースト時は2.4GHzとなっています。
■ゲームや外部出力での動画再生にも最適
「MicroPC」は、9.5世代のIntel UHD Graphics 600を搭載しており、最大700MHzの動作周波数をサポートしています。前世代より33%帯域幅を拡大しており動画再生やグラフィック処理も向上しています。更に4K×2K(60p)HDビデオの出力をHDMI 2.0インターフェース経由で利用することが可能です。
■LPDDR4&SSD(M.2 2242)搭載
「GPD MicroPC」は、読み取り、書き込み等を大幅に向上させる高周波LPDDR4(8GB)が付属しています。また内蔵ストレージには、128GB(M.2 2242)SSDを搭載しており、ベンチマークテスト(CrystalDiskMark)では、読み取り速度(576MB/s)と書き込み速度(465MB/s)の結果が明らかになっています。
■ワイドカラーガマットスクリーン
ディスプレイサイズは6インチIPS(1280×720ドット)のWCG(ワイドカラーガマット)スクリーンを採用しており、3000:1の静的コントラストで鮮やかで且つカラフルな画面を実現しています。また視野角は178°まで対応しており快適性が確保されています。
■人間工学に基づいた操作を提供
入力インターフェースは人間工学的に考慮されたQWERTYキーボードとタッチパッドが搭載されています。QWERTYキーボードは、合理的なレイアウトになっており、数字入力のみの場合は、左手の親指だけで操作を完了させることも可能です。また、バックライトが付いているので暗所での利用も可能です。
タッチパッドは、右上に配置されており、広い操作可能領域を備えカーソルは右手の親指で正確にスライドします。マウスボタンは左上に配置され各ボタン(左、中、右)を自由に操作できるよう適切な幅にが確保されています。
■豊富な外部端子で高い拡張性
「GPD MicroPC」は小型サイズのボディから考えられないほどの拡張性を備えています。USB Type A 3.0×3、USB Type C 3.0×1、HDMI 2.0 Type A×1、RS-232×1、更にGigabit対応の有線LANポート、また最大2TBの容量に対応したmicroSDカードスロットも標準装備しています。
■リチウムポリマーバッテリー搭載
「GPD MicroPC」は、6200mAh(3100mAh×2)のリチウムポリマーバッテリー搭載しています。PD 2.0プロトコルに基づいた高速充電に対応しており、僅か30分で半分まで充電することが可能です。 また、5V/3Aベースの携帯電話充電器と電源をサポートしているのるので、手持ちのスマホの充電器やモバイルバッテリをそのまま活用することも可能です。
■アクティブな冷却設計
「GPD MicroPC」は、高出力ターボファンを備えたPCレベルのアクティブ冷却設計となっています。また、ファンスイッチが単独配置されており、オフとオンの状態を即座に切り替えることが可能です。
【「GPD MicroPC」の評価】
「GPD MicroPC」は、GPD社が開発したWindows10を搭載した6インチ液晶搭載の超小型PCです。日本市場においては2019年6月以降から国内向け正規販売の先行予約分が出荷開始。また、大手量販店(ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ソフマップ、コジマ、ツクモなど)にて6月29日から一般販売が開始されています。
本体サイズは幅153×奥行き113×高さ23.5mmで、重量は僅か440gの超小型ノートPCです。素材はABS合成樹脂LG-DOW 121Hのボディが採用されており、過酷な環境での利用を考慮した作りとなっています。
入力インターフェースに関しては、手のひらサイズのボディーにも関わらずバックライト付QWERTYフルキーボードに加えてタッチパッドも標準装備しています。更にフルスペックノートPC並みの拡張性を備えており、USBポート4基(Type A 3.0×3、Type C 3.0×1)、HDMI 2.0 Type A×1基、RS-232×1基、ギガビット対応有線LANポート、更にmicroSDXC(最大2TB対応)カードスロットも装備しています。
「GPD MicroPC」は産業用PCとしての利用を想定したコンセプトで開発されているようですが、価格設定が安価に抑えられており、その割には妥協の無い製品仕様で、メモリとストレージも8GB/RAM(高周波LPDDR4)と128GB(M.2 2242)SSDを搭載しています。
個人利用でも、セカンド機として小型PCを検討しているユーザのニーズに充分応えてくれそうな製品と言えるのではないだろうか。なお、正規代理店の公式サイトに加えて大手小売店(ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ソフマップ、コジマ、ツクモなど)でも入手可能となっています。※2019年6月29日時点で早々に完売している店舗もあるようなので、確実に入手したい方は早めの購入(または予約)した方がいいかもしれません。
※詳細および注意事項等はGPD社の正規代理店の公式サイト等にてご確認下さい。
SOURCE GMCM Japan
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