「GPD Pocket 2(8100Y)」のスペックと評価や評判のレビュー情報
- 2018/12/22
- 17:10

「GPD Pocket 2」は、GPD社が販売するWindows10を搭載した超小型ノートPCです。7インチWUXGA(1920×1200ドット)ディスプレイを搭載しておりマルチタップにも対応しています。入力デバイスは、QWERTYフルキーボードに加えて光学式ポインティングデバイスも装備しています。また、新たに第8世代「Core m3-8100Y」(または「m3-7Y30」)超低電圧プロセッサを採用したことで前機種に比べて処理性能が飛躍的に向上しています。
「GPD Pocket 2」の概要
「GPD Pocket 2」の仕様
・「GPD Pocket 2」の基本スペック
・「GPD Pocket 2」の筐体
・「GPD Pocket 2」の詳細スペック
「GPD Pocket 2」の価格
「GPD Pocket 2」の特徴
・Intel Core m3-7Y30/8100Yプロセッサ搭載
・滑らかなグラフィックス処理で快適動作
・読み書き速度は大幅に向上
・7インチIPSスクリーン搭載
・小さくても快適なキーボード
・フルファンクション対応USBポート
・リチウムポリマーバッテリー搭載
・アクティブな冷却設計
「GPD Pocket 2」の評価
【「GPD Pocket 2」の概要】
「GPD Pocket 2」は、GPD社の超小型ノートPCとして、日本国内では正規代理店経由にて「Core m3-7Y30」搭載モデルが2018年11月発売、「Core m3-8100Y」搭載モデルは2018年12月に発売が開始されています。なお、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ソフマップ、コジマ、TSUKUMOなどの小売店などでも取扱販売されています。
今回登場した「GPD Pocket 2」の基本スペックは、Windows 10 Home、Intel Core m3-8100Y/7Y30プロセッサー、Intel HD Graphics 615、マルチタップ対応7インチIPSディスプレイを搭載しています。従来のモバイル向け CPU「x7-Z8750」を搭載した前機種と比較して、処理性能が倍以上にパワーアップしており、更に第9世代HD Graphics 615 の搭載に伴いグラフィック処理も向上しています。
【「GPD Pocket 2」の仕様】
■「GPD Pocket 2」の基本スペック
OS: Windows 10 Home 64bit
CPU:Intel Core m3-7Y30 / m3-8100Y
GPU:Intel HD Graphics 615
メモリ:8GB(LPDDR3 1866MHz)
ストレージ:128GB(eMMC)
ディスプレイ:7インチ液晶(マルチタッチ対応)
解像度:1920×1200(アスペクト比16:10)
ネットワーク:WiFi IEEE802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1
SDカード:microSD(MAX 400GB)
外部端子:USB Type A 3.0×2、USB Type C 3.0×1
外部端子:イヤホンジャック、内蔵マイク
入力デバイス:QWERTYキーボード、光学式ポインティングデバイス
バッテリ:6800mAh
サイズ:181mm×113mm×14mm
重量:510g
■「GPD Pocket 2」の筐体
▶カラーバリエーション:
・シルバー
▶素材:
・グネシウム合金
■「GPD Pocket 2」の詳細スペック
▶Core m3-7Y30 / m3-8100Y搭載
CPUは、インテル Core m3-7Y30プロセッサを搭載。CPU-Zのシングルコア性能スコアが1244ポイントあり非常に高性能なCPUとなっています。また、新しい第8世代 Intel Core m3-8100Y プロセッサを搭載したモデルも用意されています。メモリは何れも8GB(LPDDR3-1866)を搭載しています。
▶Intel HD Graphics 615搭載
第9世代のインテル HD Graphics 615(24 EU実行ユニット、最大900MHzのダイナミック周波数)を搭載。
▶128GB(eMMC)搭載
シーケンシャル読み取り267.35MB/s、書き込み120.10MB/sの速度が可能。
▶7インチ液晶パネル搭載
ディスプレイは、マルチタイプタッチ対応7インチLCDを搭載。解像度はアスペクト比16:10で1920×1200ピクセルの高解像度パネルを採用。
▶大容量バッテリー搭載
バッテリは、大容量の6800mAhのリチウムポリマー電池を搭載。満充電での駆動時間は最大6~8時間。また、高速充電に対応しており僅か30分で半分まで充電可能。
【「GPD Pocket 2」の価格】
■参考価格(一般小売価格)
【GPD Pocket 2】
▶第7世代「Intel Core m3-7Y30」プロセッサー搭載モデル
・販売価格:91,120(税込)
【GPD Pocket 2(8100Y)】
▶第8世代「Intel Core m3-8100Y」プロセッサー搭載モデル
・販売価格:99,780(税込)
※上記参考価格は2018年12月22日時点で大手量販店などの取扱店における販売価格(税込)です。
【「GPD Pocket 2」の特徴】
『GPD Pocket 2』は、手のひらサイズで洗練された スタイリッシュなマグネシウム合金のUNIBODY設計です。最も薄い部分で厚さ8mmで重量は僅か510gとなっています。
■Intel Core m3-7Y30/8100Yプロセッサ搭載
14nm製造プロセスの第7世代「m3-7Y30」プロセッサを搭載。超低電圧、低消費電力、バス速度99.76MHzの、4GT/sのOPI により、ピークデータ伝送速度は4×10^9回/秒にも達します。 また、4MBのL3キャッシュを備え、高速かつ効率的な処理を提供します。更に第8世代「m3-8100Y」プロセッサを搭載したモデルも用意されており、従来の機種で採用されていた「x7-Z8750」プロセッサに対して、処理性能が大幅にパワーアップしています。
■滑らかなグラフィックス処理で快適動作
第9世代のインテル HD Graphics 615(実行可能ユニットは24個、最大900MHzのダイナミック周波数)を採用。前世代と比較して大幅にグラフィック性能が向上しています。高スループットのグラフィックスデータを並列処理した場合、HD Graphics 615は最大220%までブースト可能で、動画再生やグラフィック処理が滑らかです。
■読み書き速度は大幅に向上
「GPD Pocket 2」の内蔵ストレージは、267.35MB/s のシーケンシャル読み取り速度と 120.10MB/s. のシーケンシャル書き込み速度が可能です。前機種と比較して、読み書き速度は大幅に向上しています。また、「m3-7Y30/8100Yプロセッサ」は、最大動作周波数が1866MHzのLPDDR3をサポートしており、前世代のZ8750プロセッサと比較して、メモリ周波数の増加でブートアップやソフトウェアのロードの待機時間が短縮され、効率と生産性が向上します。
■7インチIPSスクリーン搭載
ディスプレイサイズは7インチIPS 1920x1200解像度のパネルを搭載し、より多くの色と高いコントラストを提供されます。また、323PPIスクリーンを採用することで、明るく繊細なRetinaディスプレイを実現しています。更に画面の境界線が僅か4mmの『GPD Pocket 2』 はボーダレスな表示が可能で、しかもIn-Cellフルラミネーション採用したことで画面が薄くなり、デバイスの重量が減少しています。なお、最大視野角は178°になっています。
「GPD Pocket 2」は、内蔵のオプティカルフィンガーナビゲーションにより、1本の指で360度の回転と移動が可能です。この効果は光学マウスに匹敵します。またタッチスクリーンをサポートしており、マルチタッチ機能が内蔵されているのでさらに便利です。
■小さくても快適なキーボード
搭載するキーボードは人間工学に基づいて設計されており、使いやすさが確保されています。各キーキャップは他のキーキャップとは独立しており、表面積が大きいため、指先とキーキャップの接触面積が改善されています。独立したキーと非粘着性のキーキャップは間違ったキーを押す可能性を減らし快適なタイピングを提供します。
フルファンクション対応USBポート
「GPD Pocket 2」に採用されているUSB Type C は、フルファンクションのインターフェイスです。ハブに接続して、HDMI、VGA、Ethernet、SDカード、マイクロSDカードなどのストレージを拡張しながら、本体の充電も行えます。また、2つのUSB Aポートと1つのMicro SDカードスロットにより、ストレージを2.4TBに拡張できます。「m3-7y30/8100Y」プロセッサーは、UHS104超高速SDインタフェースをサポートし、バス速度は最大104MB/sに対応します。更にMicro SDXCカードもサポートしており、メーカーが公表しているベンチマークでは「SanDisk 128GB Micro SDカード」の読み取り速度は最大88MB/sと測定され、書き込み速度は最大57MB/sとの結果が出ています。
■リチウムポリマーバッテリー搭載
「GPD Pocket 2」は、6800mAhのリチウムポリマーバッテリー搭載しています。PD 2.0プロトコルに基づいた高速充電に対応しており、僅か30分で半分まで充電することが可能です。
■アクティブな冷却設計
「GPD Pocket 2」は、FANベースのPCレベルの冷却ソリューションにより、優れた性能を発揮します。更に「ワンボタンファンミュート」モードがあり、これによってシステムノイズのない状態で静かに動画鑑賞を楽しんだり作業に集中することもできます。
【「GPD Pocket 2」の評価】
「GPD Pocket 2」は、GPD社がクラウドファンディングを利用して開発・販売を実現したWindows10を搭載した7インチ液晶搭載のウルトラモバイルPCです。日本市場においては「Core m3-7Y30」搭載モデルが2018年11月に発売、「Core m3-8100Y」搭載モデルが2018年12月に発売が開始されています。
今回登場した「GPD Pocket 2」の本体サイズは幅181×奥行き113×高さ14mmで、重量は僅か510gの超小型ノートPCです。素材はマグネシウム合金削り出しのボディが採用されており、前機種に比べて薄型化し、スタイリッシュな外観が際立ちます。
入力インターフェースに関しては、このサイズに物理的なフルキーボードを搭載しています。なお、前機種で2段配列だったファンクションキーから通常の1列配列に変更されています。また、キーボード手前に搭載されていたポインティングデバイスは廃止され、新たにキーボード右上に光学式ポインティングデバイスが装備されています。
当製品で特筆すべきは、やはり処理性能が大幅に改善されている点ではないでしょうか。プロセッサはm3-7Y30/8100Yが搭載されており、前機種搭載のプロセッサと比較すると倍以上の処理性能に向上しています。また、第9世代のインテル HD Graphics 615を採用しており、前世代と比較して大幅にグラフィック性能が向上しています。更に内蔵ストレージは、267.35MB/s のシーケンシャル読み取り速度と 120.10MB/s. のシーケンシャル書き込み速度が可能で、前機種の「GPD Pocket」と比較して、読み書き速度が大幅に向上しています。
なお、海外ではRAMが4GBモデルと8GBモデルの2モデルが流通していますが、国内での正規取扱い品は、RAMが8GB(ストレージは128GB)モデルのみとなっています。同シリーズは、一部の大手量販店およびインタネットショッピングサイト等で取扱い販売されています。
※詳細および注意事項等はGPD社の正規代理店の公式サイトにてご確認下さい。
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