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「NW-A50」シリーズのスペックと評価や評判のレビュー情報


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ウォークマン「NW-A50」シリーズは、ソニーが製造および販売するハイレゾ対応のDAP(デジタルオーディオプレーヤー)です。2万円台からという安価な価格設定でありながら、上位機種と同様の総削り出しのアルミキャビネットを採用しています。また、USB-DAC機能搭載やワンランク上の高音質技術(S-Master HX、DSEE HX)を実装しています。更にバイナルプロセッサー技術やBluetoothレシーバー機能も新たに搭載しています。


目次

「NW-A50」の概要
「NW-A50」の仕様
 ・「NW-A50」の基本スペック
 ・「NW-A50」の筐体
 ・「NW-A50」の詳細スペック
「NW-A50」の主な機能
「NW-A50」の価格
「NW-A50」の特徴
 ・高音質ハイレゾ音源対応
 ・「S-Master HX」&「DSEE HX」
 ・音質を追求した、高音質化設計
 ・カスタムビスと新開発無鉛はんだ採用
 ・総削り出しのアルミキャビネット採用
 ・音楽再生に特化した画面と物理ボタン
 ・ヘッドホン付属モデルも用意
「NW-A50」の便利な機能
 ・音楽コンテンツをまとめて管理
 ・ドラッグ&ドロップでかんたん転送
 ・語学学習モード搭載
 ・FMチューナー搭載
「NW-A50」のワイヤレス機能
 ・高音質コーデック「LDAC」
 ・Bluetoothレシーバー機能
 ・「NFC」でワンタッチ・ペアリング
 ・かんたん接続切り替え
「NW-A50」の評価




【「NW-A50」の概要】



「NW-A50」は、ソニーの「ウォークマン」シリーズのフルデジタルオーディオプレーヤーとして、2018年10月6日に発売を開始。基本スペックは、タッチパネル対応の3.1インチTFT液晶カラー画面(WVGA)、フルデジタルアンプ「S-Master HX」搭載、アップスケーリング技術「DSEE HX(AI技術搭載)」を採用、ワイヤレス環境には高音質コーデック「LDAC」を搭載、更にUSB-DACを搭載しています。また、今回「IER-NW500N」ヘッドホンセットモデルに加えて、ネックバンドスタイルBluetoothヘッドホン「h.ear in 2 Wireless WI-H700」をセットにしたモデルも用意されています。カラーバリエーションはヘッドホンセットモデルと単品モデルのどちらも5色展開となっています。



今回登場した新ハイレゾウォークマン「NW-A50」シリーズは、前機種「NW-A40」の全機能を踏襲しつつ、更に上位機種「NW-ZX300」と同様の総削り出しのアルミキャビネットを新たに採用しています。また、追加の新機能としてバイナルプロセッサー技術やBluetoothレシーバー機能を搭載しています。





【「NW-A50」の仕様】



■「NW-A50」の基本スペック


本体記憶容量:16GB/32GB/64GB
ディスプレイ:3.1型TFTカラー
解像度:800x480 WVGA
Bluetooth機能
・通信規格:Ver 4.2
・プロファイル:A2DP、AVRCP
・コーデック:SBC、LDAC、aptX、aptX HD
・Bluetoothレシーバー機能
SDカード:microSDXC
外部端子①:Hi-Speed USB、WM-PORT
外部端子②:3.5mmオーディオジャック
デジタルアンプ:S-Master HX
DSEE:DSEE HX
最大出力:35mW+35mW
バッテリ:約4時間(満充電)、約3.5時間(約80%まで充電)
サイズ:54.8 x 97.3 x 10.7mm
重量:約99g
対応フォーマット:MP3、WMA、ATRAC、ATRAC Advanced Lossless、FLAC、WAV、AAC、HE-AAC、Apple Lossless、AIFF、DSD、APE、MQA
備考:ハイレゾ、ノイズキャンセリング、NFC搭載、Bluetoothレシーバー機能 、USB DAC機能、ダイレクト録音、FMラジオ



■「NW-A50」の筐体


▶カラーバリエーション:
 ・トワイライトレッド
 ・ペールゴールド
 ・グレイッシュブラック
 ・ムーンリットブルー
 ・ホライズングリーン

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■「NW-A50」の詳細スペック


▶3.1型TFTカラー液晶パネル搭載
ディスプレイは、3.1インチTFTカラー液晶(タッチパネルに対応)、解像度はWVGA(800x480)を搭載。


▶S-Master HX デジタルアンプ搭載
ソニー独自技術の高音質デジタルアンプ「S-Master」を搭載。更にCD音源や圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケーリングすることが可能な技術「DSEE HX」にAI技術を搭載。


▶バイナルプロセッサー技術搭載
アナログレコード再生で生まれる音響現象をDSP技術で再現する新開発の「バイナルプロセッサー」技術を搭載。


▶ノイズキャンセリング機能搭載
デジタルノイズキャンセリング機能に対応。更に環境に合わせた設定が可能(フルオートAINC / 電車・バス / 航空機 / 室内)。※当機能はノイズキャンセリング機能搭載のヘッドホンが必要です。


▶対応フォーマット
・MP3 ( .mp3):32 - 320kbps (VBR対応) / 32, 44.1, 48kHz
・WMA ( .wma):32 - 192kbps (VBR対応) / 44.1kHz
・ATRAC ( .oma):48 - 352 kbps (66/105/132kbps は ATRAC3) / 44.1kHz
・ATRAC Advanced Lossless ( .oma):64 - 352 kbps (132 kbps は ATRAC3 base layer) / 44.1 kHz
・FLAC ( .flac):16, 24bit / 8-384kHz
・WAV ( .wav):16, 24, 32bit(Float/Integer) / 8-384kHz
・AAC ( .mp4, .m4a, .3gp):16-320kbps / 8-48kHz
・HE-AAC ( .mp4, .m4a, .3gp):32-144kbps / 8-48kHz
・Apple Lossless ( .mp4, .m4a):16, 24bit / 8-384kHz
・AIFF ( .aif, .aiff, .afc, .aifc):16, 24, 32bit/ 8-384kHz
・DSD ( .dsf, .dff):1bit / 2.8224, 5.6448, 11.2896 MHz
・APE ( .ape):8, 16, 24bit / 8-192kHz (Fast, Normal, High)
・MQA ( .mqa.flac):対応


▶Bluetooth Ver 4.2搭載
搭載するBluetoothの使用周波数帯域は、2.4 GHz帯 (2.4000 GHz ~ 2.4835 GHz)、変調方式はFHSS。Bluetoothプロファイルは、A2DP (Advanced Audio Distribution Profile)、AVRCP (Audio Video Remote Control Profile) に対応。コーデックは送信がSBC、LDAC、aptX、aptX HDに対応。受信がSBC、LDAC、AACに対応。


▶Bluetoothレシーバー機能搭載
スマートフォンとウォークマンをBluetoothで接続することで、スマートフォン上の様々なミュージックコンテンツをウォークマンで視聴が可能。


▶リチウムイオンバッテリ搭載
搭載するリチウムイオンバッテリのUSB充電時間は、約4時間(満充電)、約3.5時間(約80%まで充電)

◇バッテリ持続時間
【MP3 128kbps】
・N/C機能:ON 約37時間
・N/C機能:OFF 約45時間

【FLAC 96kHz/24bit】
・N/C機能:ON 約32時間
・N/C機能:OFF 約39時間

【FLAC 192kHz/24bit】
・N/C機能:ON 約27時間
・N/C機能:OFF 約30時間

【DSD 2.8224MHz/1bit】
・N/C機能:ON 約22時間
・N/C機能:OFF 約25時間

◇Bluetooth再生時(送信モード)
【SBC(接続優先)】
・MP3 128kbps 約20時間

【LDAC(標準)】
・FLAC 96kHz/24bit 約13時間




【「NW-A50」の主な機能】



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■対応機能
・S-Master HX
・DSEE HX
・ハイレゾ
・ノイズキャンセリング
・Bluetooth
・LDAC
・NFC
・USB DAC
・ダイレクト録音
・FMラジオ


※当機は、バランス接続には対応していません。また、ノイズキャンセリング機能を利用するには対応ヘッドホンが必要です。当該機能が必要な方はご注意ください。




【「NW-A50」の価格】



■ラインナップ別参考価格(税込)

【ヘッドホン付属なし」
・NW-A55(容量16GB):23,630円
・NW-A57(容量64GB):39,830円


【ヘッドホン付属】専用ヘッドホン(IER-NW500N)付属モデル
・NW-A55HN(容量16GB):31,190円
・NW-A56HN(容量32GB):36,590円


【ヘッドホン付属】ワイヤレヘッドホン(h.ear in 2 Wireless『WI-H700』)付属モデル
・NW-A55WI(容量32GB):43,070円


※上記参考価格はソニーストアでの販売価格に消費税8%を含めた価格です。





【「NW-A50」の特徴】



当該製品はソニーが製造および販売するポータブルオーディオプレーヤーです。各小売店やインタネットショッピングサイトおよび直営サイト等が取扱い販売を行っています。

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■高音質ハイレゾ音源対応


音の情報量がCDの約6.5倍ある(192kHz/24bitの場合)ハイレゾ音源に対応。楽器やボーカルの生々しさ、演奏の場にいるような空気感、本来アーティストが伝えたかった世界観や想いまで体感できます。ハイレゾ音源はDSDやWVA、AIFFといったリニアPCM方式、FLAC、Apple Losslessなどの可逆圧縮コーデックや更にMQAとAPEにも対応しており多彩に音楽を楽しめます。

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■「S-Master HX」&「DSEE HX」


高音域再生におけるノイズ除去性能を高めたフルデジタルアンプ「S-Master HX」を搭載。ヘッドホン出力(実用最大出力)は35mW+35mW(16Ω)。更に、アップスケーリングする「DSEE HX」技術を搭載しており、CDやMP3などの圧縮音源を、ハイレゾ相当の情報量をもつ高解像度音源に自動的にアップスケーリング。ビットの拡張やサンプリング周波数を高め、最大192kHz/32bit相当まで拡張することで、小さく細かい音も再現可能なので、手持ちの音楽資産もハイレゾ相当の高音質で楽しめます。また、新しい「NW-A50」シリーズでは新たにAI(人工知能)技術を搭載しています。曲のタイプをAIが自動で判別、高音域の補完性能も更に向上しています。

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■音質を追求した、高音質化設計


44.1kHz系と48kHz系のデュアルクロック搭載。サンプリング周波数に合わせて2個のクロックを切り替えることで、いずれの信号にも完全に同期。ベールが取れたような透明感のあるサウンドを実現しています。更に、フルデジタルアンプ「S-Master HX」の電源部に「POSCAP」を5基搭載。低音から高音まで安定して良質な電力を供給できるため、ノイズが少なく透明感のある音質に。更に5基搭載したことで、引き締まった量感ある低音を楽しめます。

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■カスタムビスと新開発無鉛はんだ採用


バッテリーから最短ルートで「S-Master HX」の電源が通るように基板配置を工夫しており定位向上とボーカルの安定化を果たしています。また、基板とバッテリー線材の接続部分に、新開発の微量の金が入った無鉛はんだを採用したことで透明感や艶のあるボーカルの実現を可能にしています。更に、メイン基板や金属部品を固定するビスに導電性を有するカスタム品のビスを採用し、接点を強化。より引き締まった低音を実現しています。

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■総削り出しのアルミキャビネット採用


新しいNW-A50」は、なんと上位機種『NW-ZX300』を踏襲した、アルミの押し出し材から削り出す手法で作った本体キャビネットを採用しています。低音域がさらにクリアで力強くなる音質効果に加え、本体の強度もアップしています。

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■音楽再生に特化した画面と物理ボタン


音楽再生画面を中心に上下左右にスライドすることで、各メニュー(ライブラリートップ/各種音質設定/再生リスト/ブックマークリスト)に素早くアクセス可能。また、片手で快適に操作できる3.1型のタッチパネル液晶(WVGA 800×480ドット)を採用。目的の曲をスムーズに操作でき、音質調整を手軽に楽しめます。更に、画面を見なくても操作ができるハードウェアボタンを装備。本体側面のボタンが、押しやすい独立ボタンに改善しています。バッグの中やポケットの中に入れたままでも、音楽の再生/停止、曲送り/曲戻し、音量調節などの基本操作がしやすく便利により快適に音楽を楽しめます。

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■ヘッドホン付属モデルも用意


「NW-A55HN」と「NW-A56HN」に付属する、ウォークマン専用ヘッドホン(ER-NW500N)を使うと、デジタルノイズキャンセリング機能に対応しているため、騒音のある外出先でもボリュームを上げすぎることなく、音楽を快適にお楽しめます。更にヘッドホンの左右に内蔵したマイクで周囲の音や人の声を取り込む「外音取り込み機能」にも対応。機能をオンにすれば、周囲の音を確認しながら、音楽を楽しむことができます。

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「NW-A55WI」は、ウォークマンと同色のネックバンドスタイルBluetoothヘッドホン(h.ear in 2 Wireless WI-H700)が付属しています。スタイリッシュにワイヤレスリスニングを楽しめます。なお、Bluetoothヘッドホン(WI-H700)とのセットモデル「NW-A55WI」は、カラーバリエーションに合わせたオリジナルのギフトボックス入りです。

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【「NW-A50」の便利な機能】



■音楽コンテンツをまとめて管理


Windows向けPCアプリケーション「Music Center for PC」は、PC内の音楽コンテンツをまとめて管理できます。各コンテンツの取りこみ/再生/ウォークマンへの転送を一括して行え、ハイレゾ音源の取りこみやPC上での再生も可能です。

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■ドラッグ&ドロップでかんたん転送


ドラッグ&ドロップによる転送に対応。ジャケット写真や曲名、アルバム名、アーティスト名などを表示することもできます。また、iTunesのミュージックライブラリー画面で曲名を選んでドラッグ&ドロップ転送することもできます。また、ドラッグ&ドロップ転送に加えて、かんたん転送アプリケーション「Content Transfer」に対応。Mac上の音楽を「Content Transfer」へドラッグ&ドロップすれば、ウォークマンの最適なフォルダに自動で振り分けて転送できます。また、「iTunes」のミュージックライブラリー画面からもドラッグ&ドロップが可能です。

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■語学学習モード搭載


語学学習を便利な機能でサポートします。再生スピードを21段階で調節可能、語学コンテンツや曲内の任意の地点(A-B間)を指定してのリピート再生が可能、また、再生中に細かく再生位置を戻したり、送ったりすることができます。再生スピードコントロール、A-Bリピートとの併用も可能で効果的な学習をサポート。更に、lrcファイルに対応しているので、自分で作成したlrcファイルを使って、ウォークマン画面上で音声とテキストを同期して再生可能です。

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■FMチューナー搭載


FMチューナー(受信周波数 FM:76.0-108.0MHz)を内蔵。外出先でもお気に入りの番組をクリアな音で楽しめます。※FMラジオを受信する場合、ヘッドホンがFMアンテナの役割をします。付属もしくは別売のヘッドホンを接続する必要があります。

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【「NW-A50」のワイヤレス機能】



ウォークマン「NW-A50」シリーズはBluetooth機能を搭載しています。BluetoothヘッドホンやBluetoothピーカーとワイヤレスで接続して、さまざまなシチュエーションで、音楽を快適にワイヤレスリスニングできます。

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■高音質コーデック「LDAC」


ワイヤレス環境に応じて選べる複数の伝送レートをサポートするLDACは、ハイレゾ音源を990kbps(従来のBluetooth Audioの最大約3倍の情報量)の最大速度で伝送することで、ハイレゾ音源をハイレゾ相当の音質で再現します。LDACに対応した機器間では、さまざまな音源を高音質なサウンドでお楽しめます。

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■Bluetoothレシーバー機能


「NW-A50」は、新たにBluetoothレシーバー機能が追加搭載さています。スマートフォン内の音源や、ストリーミングサービスの音楽を「S-Master HX」や「DSEE HX」で、高音質に聞くことができる「Bluetoothレシーバー機能」を搭載。ウォークマンのさまざまな音響処理技術をかけることもでき、音楽の楽しみ方が広がります。

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■「NFC」でワンタッチ・ペアリング


「NFC」搭載のヘッドホンやスピーカーなどとのペアリングから接続・切断・接続切り替えが、ワンタッチで行えます。ペアリングモードをONにし、接続端末を検索、接続しなければならなかった従来のBluetooth接続が、タッチするだけでペアリングから接続まで一気に完了できます。ウォークマンをNFC搭載のヘッドホンやスピーカーなどにタッチすると接続機器の電源がONになり、Bluetooth接続が完了します。ウォークマンをBluetooth接続中のヘッドホンやスピーカーなどにタッチすると、Bluetooth接続を切断します。

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■かんたん接続切り替え


Bluetooth接続中に他のNFC搭載機器にタッチすると、接続中の機器とのBluetooth接続が切断。タッチした機器とのBluetooth接続が完了します。たとえばBluetoothヘッドホンで音楽を聴いているときにBluetoothスピーカーにタッチすれば、スピーカーから流れていた音楽がヘッドホンから流れ出します。

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【「NW-A50」の評価】



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「NW-A50」は、ソニーのDAP(デジタルオーディオプレーヤー)の中でもエントリーモデルに位置するハイレゾウォークマンです。同シリーズは1年サイクルで新製品が登場しており、今回も前機種からのマイナーチェンジ版と言っていいでしょう。本体サイズとカラーバリエーションおよび内蔵メモリの容量も前機種と全く同じで16GB、32GB、64GBのランナップとなっています。また、外部ストレージ機能(microSDスロット)も変わり無く対応しています。

バッテリー持続時間についても前機種から全く変わっていません。参考までに「NW-A50」のバッテリ駆動時間は、FLAC 192kHz/24bitの場合でN/C有りが27時間、N/C無しが30時間となっています。これだけの持続性能があればバッテリ持ちの心配は無用で実用上充分と言ったところでしょうか。

その他、前機種「NW-A40」で行われた音質を追求した高音質化への内部設計の改善箇所も、そのまま引き継いでいます。44.1kHz系と48kHz系のデュアルクロックを搭載することで透明感のあるサウンドを実現。「S-Master HX」の電源部に「POSCAP」を5基搭載することで引き締まった量感ある低音を実現。また、安定した良質な電力を供給できるため透明感のある音質が楽しめます。更にバッテリーから最短ルートで「S-Master HX」の電源が通るように基板配置を工夫しており定位向上とボーカルの安定化を果たしています。

さて、ここまでは、前機種「NW-A40」の仕様を引き継いでいる部分でしたが、新しい「NW-A50」シリーズには、音楽再生専用機としてのさらなる高音質技術を追求した大きな改善点があります。まず、本体フレームが、なんと上位機種「NW-ZX300」と同様にアルミ材から削り出す手法で作った本体キャビネットを新たに採用しています。これに伴い低音域がさらにクリアで力強くなる音質効果に加え、本体の強度もアップしています。また、基板とバッテリー線材の接続部分に新開発の金入り高音質無鉛はんだを採用。ソニー独自の高音質はんだをさらに進化させ、透明感と艶のあるボーカル音を実現。

更に、圧縮音源をハイレゾ相当の情報量をもつ高解像度音源に自動でアップスケーリングする「DSEE HX」機能に、新たにAI技術を搭載しています。ユーザが視聴している曲のタイプをAIが自動で判別することで、特に高音域の補完性能が向上し、よりクリアな躍動感あるサウンドを楽しめるようになっています。

その他にも、DSP技術で再現する新開発の「バイナルプロセッサー」も新たに採用しています。「バイナルプロセッサー」は、豊かなボーカル表現とステレオ空間の奥行きや広がりなどアナログレコード特有の楽器の自然な音色を再現してくれます。また「Bluetoothレシーバー機能」が追加搭載されています。スマートフォンとウォークマンをBluetoothで接続することで、スマートフォン内の音源やストリーミングサービスをウォークマンの「S-Master HX」や「DSEE HX」を介してで高音質に聴くことが可能になっています。

今回、外観的な変更箇所もあります。本体側面のボタンが、押しやすい独立ボタンに改善しています。通勤や通学中の車内でバッグやポケットの中に入れたままで、音楽の再生/停止、曲送り/曲戻し、音量調節などを手探りで行う際の操作性も向上しています。なお、本体のサイズ自体は変更は無く、重量も前機種に比べてたった1g増えただけです。

モデル構成については、従来からあるヘッドホン(IER-NW500N)付属モデルに加えて、今回登場した「NW-A50」シリーズには、ワイヤレヘッドホン(h.ear in 2 Wireless「WI-H700」)付属モデルが新たに追加で用意されています。

今年も、Aシリーズがいつもの時期に新製品(後継機種)が登場しました。今回は内部設計にまで踏み込むような大胆なアップグレードは施されていませんが、この価格帯の製品として「NW-A50」は既に充分な完成度まで達していると言ってもいいでしょう。

「NW-A50」シリーズは、2万円台からという安価な価格設定にもかかわらず、機能が満載でハイレゾ機の入門やスマートフォンからのアップグレードとしては最適と言えます。更に上位機種を所有するユーザーのセカンド機としてもコストパフォーマンス的には最強ではないでしょうか。





※詳細および注意事項等はソニーの公式サイトにてご確認下さい。

SOURCE ソニー

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