「SRS-HG10」のスペックと評価や評判のレビュー情報
- 2018/05/04
- 09:32

「SRS-HG10」は、ソニーが販売する「h.ear go 2」ブランドのワイヤレススピーカーです。新設計のハイレゾ対応の約35mm口径フルレンジスピーカーユニットを搭載。更にパッシブラジエーターを2つ配置することでキレと存在感のある低音域を実現しています。また、BluetoothとWi-Fi機能を搭載しており、PC、スマホ、タブレット、ウォークマン、PS-Vita、NASなど多様な機種とワイヤレス接続が可能となっています。
「SRS-HG10」の概要
「SRS-HG10」のスペック
・「SRS-HG10」の基本スペック
・「SRS-HG10」の筐体
・「SRS-HG10」の詳細スペック
「SRS-HG10」の価格
「SRS-HG10」の特徴
・コンパクトかつ高音質を実現
・「S-Master HX」&「DSEE HX」
・迫力の重低音
・高音質再生に適した設計
・「Music Center」アプリを活用
「SRS-HG10」のBluetoot対応機能
・高音質コーデック「LDAC」
・ワンタッチ接続(NFC)
「SRS-HG10」のWi-Fi対応機能
・「Chromecast built-in」に対応
・ワイヤレスステレオ機能
・Music Center for PC
「SRS-HG10」の評価
【「SRS-HG10」の概要】
ソニーの「SRS-HG10」は、1BOXのコンパクトな筐体で低域からクリアで広がりのある高域まで高音質を実現したスピーカー「ワイヤレスポータブルスピーカー」として、2018月5月12日に発売を開始。当機は、ハイレゾ対応の約35mm口径フルレンジスピーカーユニット2基搭載しており、低域、中域、高域を専用にチューニングすることで最適化された歪みの少ないクリアな音を再現します。また、低音域を実現する「パッシブラジエーター」を前面と背面に2つ配置し、更に低域を強化する「Extra Bass」と組み合わせることでスマートな筐体から想像できない迫力ある重低音を実現しています。
ネットワーク機能は、BluetoothとWi-Fiの両方に対応しており、Wi-Fi経由では、NASなどのホームネットワーク上のハードディスクに保存した、ハイレゾ音源ファイルなどを再生可能です。また、ストリーミングサービスを再生する「Chromecast built-in」や「Spotify Connect」のほか、「Googleアシスタント」を搭載スマートスピーカーからの音声操作と音楽再生にも対応しています。更に、フルデジタルアンプ「S-Master HX」を搭載、スマートフォンに保存したMP3などの圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケーリングする技術「DSEE HX」を採用、ワイヤレス環境に高音質コーデック「LDAC」にも対応しています。
【「SRS-HG10」のスペック】
■「SRS-HG10」の基本スペック
型式:アンプ内蔵スピーカーシステム
ユニット:35mm径(フルレンジ)×2
周波数帯域:60Hz~40,000Hz
最大出力:24W(12W+12W)
ワイヤレス機能:Bluetooth
・Bluetooth 標準規格 4.2搭載
・出力:Bluetooth標準規格Power Class2
・通信距離:約10m ※1
・使用周波数帯域:2.4GHz
・変調方式:FHSS
・対応プロファイル:A2DP、AVRCP、HFP
・対応コーデック:SBC、AAC、LDAC
・対応コンテンツ保護:SCMS-T方式
・伝送帯域(A2DP)①:20Hz-20,000Hz(44.1kHzサンプリング時)
・伝送帯域(A2DP)②:20Hz-40,000Hz(LDAC 96kHzサンプリング、990kbps時)
Wi-Fi機能:IEEE802.11 a/b/g/n
・セキュリティ:WEP64bit、WEP128bit、WPA/WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP)
ハイレゾ:DSDIFF(DSD)、DSF、WAV(LPCM)、AIFF(LPCM)、FLAC、ALAC
接続:NFC、ステレオミニジャック、Micro USB端子
サウンド:ClearAudio+、S-Master HX、DSEE HX
バッテリ:約12時間(リチウムイオンバッテリー満充電状態でBluetooth接続時)
電源:マイクロUSB接続(AC電源使用時:12W)
サイズ:約204×62×60mm
重量:約700g
付属品:マイクロUSBケーブル、USBACアダプター
※1)到達距離は直線見通しです。また、通信範囲は壁や金属などの障害物、Wi-Fiや他の無線機器からの干渉によって左右される場合があります。
■「SRS-HG10」の筐体
▶カラーバリエーション:
・(L)ムーンリットブルー
・(N)ペールゴールド
・(B)グレイッシュブラック
・(R)トワイライトレッド
・(G)ホライズングリーン
▶USB端子
付属のUSBケーブルで本スピーカーとPCを接続し、PC内のハイレゾ音楽ファイルをデジタル伝送が可能。伝送ロスなくハイレゾ音源を再生します。また、ウォークマン(※2)やXperia(※3)の本体内蔵メモリーのハイレゾ音源を再生することが可能です。
※2)ウォークマンは、ハイレゾ再生対応モデルのみ対応。接続には別売のハイレゾオーディオ出力用USB変換ケーブルWMC-NWH10が必要です。
※3)Xperiaは、ハイレゾ対応モデルのみ対応。接続には対応のUSBホストケーブル(別売)が必要です。
▶オーディオ入力端子(アナログ)
本製品の本体背面にオーディオ入力端子を搭載。アナログ入力に対しても96kHz/24bitのADコンバーターで処理をすることで入力信号をロスなくデジタル信号化。高品位な再生が可能。
■「SRS-HG10」の詳細スペック
▶フルレンジスピーカーユニットを搭載
ハイレゾ対応約35mmフルレンジスピーカーユニットを搭載。また、低域を増強するパッシブラジエーターを2つ配置した「デュアル・パッシブラジエーター方式」を採用。
▶S-Master HX デジタルアンプ搭載
ソニー独自が開発したハイレゾ再生対応の高性能フルデジタルアンプ「S-Master HX」を搭載。更にCD音源や圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケーリングすることが可能な技術「DSEE HX」を採用。
▶ネットワーク機能対応
対応するネットワーク機能は、Bluetooth、Wi-Fi、DLNA、Chromecast built-in、Music Center(旧SongPal)、Wireless Multi-room、Wireless Surround、Wireless Stereoに対応。
▶Bluetooth Ver 4.2搭載
搭載するBluetoothの使用周波数帯域は2.4GHz帯域で無線到達距離は見通し最大で約10mです。変調方式はFHSS。Bluetoothプロファイルは、A2DP (Advanced Audio Distribution Profile)、AVRCP (Audio Video Remote Control Profile)、HFPに対応。コーデックは、SBC、AAC、LDACに対応。※障害物や他の無線機器から干渉などの状況で通信範囲は異なります。
▶ハイレゾ対応
・DSDIFF(DSD):2.8MHz/5.6MHz、LPCM変換
・DSF:2.8MHz/5.6MHz、LPCM変換
・WAV(LPCM):192/176.4/96/88.2/48/44.1kHz 24bit、192/176.4/96/88.2kHz 16bit
・AIFF(LPCM):192/176.4/96/88.2/48/44.1kHz 24bit、192/176.4/96/88.2kHz 16bit
・FLAC:192/176.4/96/88.2/48/44.1kHz 24bit、192/176.4/96/88.2kHz 16bit
・ALAC:192/176.4/96/88.2/48/44.1kHz 24bit、192/176.4/96/88.2kHz 16bit
▶Chromecast built-inに対応
Google Play Music やAWAなどの各種音楽配信サービスや、インターネットラジオを楽しめるChromecast built-in に対応。
▶Spotify Connect対応
スマートフォンなどモバイル機器からの操作で Spotify Connectに対応した機器でコンテンツをストリーミング再生が可能。
▶ケーブル接続に対応
USBケーブル(または別売りの変換ケーブル)にてPCやハイレゾ対応のウォークマン、Xperia等と本スピーカーと接続が可能。更にオーディオ入力端子(アナログ)を搭載しており入力信号をロスなくデジタル信号化。高品位な再生が可能。
▶付属のUSBケーブルで充電
充電は本体と付属のケーブルを接続して行います。充電時間は5時間で満充電、連続使用時間はBluetooth接続時で最大約12時間可能。※周囲の温度や使用状況により、記載の時間と大きく異なる場合があります。
【「SRS-HG10」の価格】
■参考価格
【ワイヤレススピーカー(本体)】
・SRS-HG10:24,880円(税別)/26,870円(税込)
※上記参考価格はソニーストアでの販売価格です。
【「SRS-HG10」の特徴】
当該製品はソニーが製造および販売するハイレゾ対応ワイヤレスポータブルスピーカーです。各小売店やインタネットショッピングサイトおよび直営サイト等が取扱い販売を行っています。
■コンパクトかつ高音質を実現
1BOXのコンパクトな筐体に低域からクリアで広がりのある高域までを鳴らすことができる新開発のハイレゾ対応約35mmフルレンジスピーカーユニットを搭載。更に、低域を効果的に増強するパッシブラジエーターを2つ配置した「デュアル・パッシブラジエーター方式」を採用。低域・中域・高域を専用にチューニングし、最適化されたシステムにより、歪みの少ないクリアな音を再現します。また、Chromecast built-in やSpotify Connectに対応。Google Play Music やAWA、Spotifyなどの定額音楽配信サービスも高音質で再生します。
■「S-Master HX」&「DSEE HX」
ハイレゾ音源の再生帯域におけるノイズ除去性能を高めたフルデジタルアンプ「S-Master HX」を搭載。更に、アップスケーリングする「DSEE HX」技術を搭載しており、CDやMP3などの圧縮音源を、ハイレゾ相当の情報量をもつ高解像度音源に自動的にアップスケーリング。ビットの拡張やサンプリング周波数を高め、最大192kHz/24bit相当まで拡張。MP3や定額配信サービスなどの高圧縮音源もCD以上の高音質になり、さらにクリアな躍動感あるサウンドを楽しめます。
■迫力の重低音
低域を強化する「Extra Bass」ボタンを搭載。また、風きり音などのノイズを抑え、キレと存在感のある低音域を実現する「パッシブラジエーター」を前面と背面に2つ配置した「デュアル・パッシブラジエーター」を採用。フルレンジスピーカーユニットの低域パワーを、中高域に遅れないレスポンスで効率よく共振させるためにパッシブラジエータを2枚配置し、スマートな筐体から想像できないスピード感のある低域を再現します。フルレンジスピーカーで駆動された「圧」を素直な挙動で確実に振幅する構造を採用しました。クラブやフェスにいるような重低音の迫力をさまざまな場所やシーンで楽しむことができます。
■高音質再生に適した設計
バッフル板には高剛性樹脂を採用し、豊かでキレのある低域ときめ細やかなサウンドを再現します。さらに電源回路コンデンサーはウォークマンでも使用実績のある、高音質コンデンサーを使うことで解像度の高い音を実現します。
■「Music Center」アプリを活用
スマートフォン・タブレットアプリ「Music Center」を活用することで、「ClearAudio+」や「イコライザー」の設定が行えます。「ClearAudio+」は、ソニーならではの音を手軽に楽しめる技術です。高い臨場感を実現する音場技術、迫力の低音を再現する低域再生技術、そしてクリアなサウンドを実現する補正技術を盛り込みながらも、複雑な設定をすることなく初期状態から、または一回の操作で低域から高域までソニーお勧めの音をかんたんに楽しめます。また、「イコライザー」機能ではユーザーの好みに合わせて、自由自在に音質を調整することで、音楽をより楽しめます。
【「SRS-HG10」のBluetooth対応機能】
「SRS-HG10」は、音声をワイヤレスで送受信できる無線規格Bluetooth機能搭載。Xperia やiPhoneなどのスマートフォンや、ウォークマン、タブレット、PC、Playstation VitaなどのBluetooth対応機器の音声をワイヤレスで再生できます。
■高音質コーデック「LDAC」
SBC/AAC/LDACの3種類の音声コーデックに対応しています。LDACは既存技術に比べ最大約3倍の情報量(最大伝送速度 990kbps時)を伝送することで、ハイレゾ音源をハイレゾ相当の音質で再現します。LDACに対応した機器間では、さまざまな音源を高音質でワイヤレスリスニングできます。
■ワンタッチ接続(NFC)
NFC搭載のスマートフォンや、おサイフケータイ対応Android搭載スマートフォンなどとのペアリングから、接続・切断・接続切り替えがワンタッチで行えます。また、Bluetooth/ネットワークスタンバイ機能をオンにすると本機の電源が切れているときでも、ホームネットワーク上にある機器やBluetooth機器から操作して、本機の電源を入れることができます。
【「SRS-HG10」のWi-Fi対応機能】
「SRS-HG10」は、安定したワイヤレス環境で使用できる5GHzのWi-Fi規格「IEEE 802.11a/n」に対応。サーバー機能に対応したパソコンやNAS(ネットワーク対応HDD)、タブレット、スマートフォンなどに保存している音楽をワイヤレスで再生できます。CD音源などと比較して、高容量のハイレゾ音源も高音質のまま再生できます。
■「Chromecast built-in」に対応
Google Play Music やAWAなどの各種音楽配信サービスや、インターネットラジオを楽しめるChromecast built-in に対応。スマートフォンからの操作により、Chromecast built-in に対応したスピーカー機器でコンテンツをストリーミング再生可能です。また、楽曲数4,000万曲、320kbpsの高音質を誇る音楽ストリーミングサービスSpotifyが楽しめるSpotify Connectに対応しています。
■ワイヤレスステレオ機能
2台のワイヤレススピーカーを接続することで、より広がりのあるステレオサウンドをお楽しめます。また、ワイヤレスサラウンド対応商品と組み合わせることで、臨場感のあるサウンドをお楽しめます。更に、ソニーのスマートスピーカー LF-S50G や Google Home など、Google アシスタント 搭載スマートスピーカーに話しかけることで本機からストリーミングサービスなどの音楽を流せるほか、ホームネットワーク内のWorks with the Google アシスタント に対応したオーディオ機器からも同じ音楽を同時に再生する、マルチルーム機能を使用することもできます。
■Music Center for PC
Music Center for PCのオーディオ出力設定で選択することにより、SRS-HG10でワイヤレス再生が楽しめます。
【「SRS-HG10」の評価】
ソニーの「SRS-HG10」は、「ワイヤレスポータブルスピーカー」シリーズの中でミドルクラスの位置づけとなる製品です。前機種と比べて本体外寸、デザイン、そして基本的な機能については変更されていません。ただし、派手だったカラーバリエーションが、今回かなり落ち着いた好感の持てる配色に変更されています。また、ハイレゾ対応35mm口径フルレンジスピーカーユニットが今回、新設計されている。なお、重量が前機種は790gだったのが、「SRS-HG10」は700gとなっており90gほど軽量化されています。
本機に搭載する35mm口径フルレンジスピーカーユニットは、中高域のエネルギーロスを減らすため、振動板のセンターキャップ部をボイスコイルボビンに直接貼り付ける構造を採用しおり、加えてボイスコイルの直径を拡大したことで、音の厚みや量感、ボーカルのクリアさを向上させています。
また、ウォークマンの高音質モデルにも搭載した固体高分子アルミ電解コンデンサーやフィルムコンデンサーを採用するなど、電源回路を改良されている。音の解像度が向上し、より広い音場を実現。加えて本体内部の構造を見直し、前機種の「SRS-HG1」から約10%容積を増やして、力強い重低音を実現しています。更に底面の樹脂板と本体内部のシャーシをビスで直接結合させたことで、低域の明瞭さも確保。ゴム足付近のビスは、ゴム足の中心軸とずらすことで、不要な共振を分散できるよう配慮されている。
前機種と同様に、CD音源や、スマートフォン内のMP3などの圧縮音源、ストリーミングサービスの音楽の高音域を補完し、サンプリング周波数やビットレートを本来の数値より高めてハイレゾ相当にアップスケーリングする「DSEE HX」技術を採用しており様々なコンテンツを躍動感のあるサウンドで楽しめます。また、ウォークマンのフラッグシップモデルWM1シリーズにも搭載されているソニー独自のハイレゾ対応フルデジタルアンプ「S-Master HX」や、対応機器から従来のBluetooth接続の最大約3倍の情報量を伝送できるLDACなどの高音質技術も搭載している。
ワイヤレス機能は、前機種と同じく、Bluetooth(LDAC/AAC/SBC)に対応するほか、Wi-Fiにも対応している。SpotifyやGoogle Play Music、AWAなどの音楽配信を直で受信できるほか、Chrome cast built inに対応している。また、自社の「LF-S50G」や「Google Home」などのGoogleアシスタント搭載スマートスピーカーなどとも連携が可能だ。
バッテリ持続時間は、前機種から変わらず実用上充分な持続性能なので心配はいらないだろう。ちなみに、メーカーが公にしている参考値は充電時間は5時間で満充電、連続使用時間はBluetooth接続時で最大約12時間可能となっている。なお、周囲の温度や使用状況により、公にされている時間と異なる場合があることは含みおき願いたい。
※詳細および注意事項等はソニーの公式サイトにてご確認下さい。
SOURCE ソニー
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